ウイスキー『ラガヴーリン 16年モルト』スモークと甘さのハーモニー【口コミ・レビュー・評判】

2024年10月11日

記事内容

概要、特徴、どんな香り？、どんな味？、レビュー・口コミ・評判、おすすめの飲み方、どんな人におすすめ？

ラガヴーリン 16年箱入りモルト [ ウイスキーイギリス 700ml ]

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【ラガヴーリン 16年モルト】概要、特徴、どんな香り？、どんな味？、レビュー・口コミ・評判、おすすめの飲み方、どんな人におすすめ？

概要

メーカーはラガヴーリン蒸留所です。
商品名はラガヴーリン 16年です。
酒の種類はシングルモルトウイスキーです。
アルコール度数は43%です。
原産国はスコットランドです。

特徴

ラガヴーリン16年は、スコットランドのアイラ島で作られるシングルモルトウイスキーです。その特徴は、強烈なスモーキーさとピーティーさにあります。アイラモルト特有の個性を持ち、世界中のウイスキー愛好家に人気があります。ラガヴーリン16年は、16年以上熟成されたモルトを使用しており、深いコクとベルベットのような舌触りが特徴です。
このウイスキーは、香りにおいてもスモーキーでピーティーな香りが強く感じられます。さらに、シェリー樽由来のフルーティーさと豊かな甘さが加わり、ヨード香やウッディな潮の風味がバランスよくまとまっています。このため、飲み方としてはストレートが推奨されています。
また、ラガヴーリン16年は「アイラの巨人」とも称され、その重厚でオイリーな味わいが特徴です。これは、使用されるピートや仕込み水に由来しており、この地で採れるピートを約16時間かけて焚きしめた麦芽が使われています。こうした製法により、ラガヴーリン特有のスモーキーでリッチな風味が生まれています。
このウイスキーは、ウイスキー評論家からも高く評価されており、多くの国際的なコンペティションで賞を受賞しています。そのため、シングルモルトウイスキーファンには絶大な人気を誇りますが、原酒不足による品薄状態で価格が上昇傾向にあります。

どんな香り？

ラガヴーリン16年の香りは、非常に個性的で、まず最初に強烈なスモーキーさが感じられます。このスモーキーさは、ピートと呼ばれる泥炭を使用したことによるもので、焦げた木材や正露丸のような薬品香が混ざり合った独特の香りです。さらに、この香りには海の潮風を思わせるヨードや海藻の香りも含まれており、まるで海辺の風景を想像させます。
また、ラガヴーリン16年には甘い香りも感じられます。熟成したシェリー酒やクリーミーなバニラのような甘さがあり、これがスモーキーさと絶妙に調和しています。さらに、オレンジやレモンといった柑橘系のフルーティーな酸味もほのかに感じられ、全体として非常に複雑で豊かな香りを楽しむことができます。
このウイスキーは、香りだけでなく、その深い味わいにも特徴があります。スモーキーでありながらも甘みと酸味のバランスが取れており、飲むたびに新しい発見があるような奥深さを持っています。このような複雑さとバランスの良さから、多くのウイスキーファンに愛されている一品です。

どんな味？

ラガヴーリン16年は、スコットランドのアイラ島で作られるシングルモルトウイスキーで、その特徴的な味わいが多くのウイスキーファンに愛されています。このウイスキーは、まず香りからして非常に濃厚で、ヨウ素や甘いスパイス、熟成したシェリー酒、クリーミーなバニラの香りが感じられます。また、冬の日の炭火や焚き火のような香りとともに、ほんのりと海苔の香りも漂ってきます。
味わいはスモーキーなキャラメルのようで、濃厚で息をのむような一口が楽しめます。オークと泥炭のほんのりとした苦味が加わり、飲み応えがあります。モルトとシェリーがたっぷり含まれており、フルーツのような甘さも感じられます。この甘さは非常に上品で、全体としてバランスの取れた味わいになっています。
余韻は長く続き、スパイシーさやイチジク、泥炭の煙、そしてバニラの香りが残ります。最初に感じたスモーキーな香りからは意外にも甘いフルーティーな余韻があり、このギャップがまた魅力的です。
ラガヴーリン16年は、その強烈なピート香とスモーキーさが特に印象的ですが、それだけでなくドライさも持ち合わせており、このドライさがウイスキーをさらに魅力的にしています。潮味を感じることもでき、その後には燻製したクルミのような風味が現れます。これらの要素が複雑に絡み合い、深みのある美しい仕上がりとなっています。
このウイスキーを楽しむにはストレートがおすすめです。濃厚な塩味のブルーチーズやシーフードと合わせると、海の香りが調和して素晴らしいマリアージュになります。初めて飲む方には少し強烈かもしれませんが、その独特な風味は徐々にクセになっていくことでしょう。

レビュー・口コミ・評判

ラガヴーリン16年は、スコットランドのアイラ島で作られるシングルモルトウイスキーで、その特徴的なスモーキーさと深いフルーティな味わいが多くのウイスキー愛好者から高く評価されています。このウイスキーは、ポートエレン社製のヘビリーピーテッドモルトを使用しており、フェノール値が34〜38ppmと非常に高いため、強いスモーキーさを持っています。
このウイスキーの香りは、薬品系のヨード感とピートスモークが強く感じられますが、オレンジ系の柑橘感や濃厚な甘い香りも同時に楽しむことができます。また、オイリーで分厚い印象を与えることから、リッチでエレガントなウイスキーとされています。味わいとしては、鉛筆や書斎を思わせるようなピートの要素があり、驚くほどアルコール刺激が少なくスムーズに飲めるのが特徴です。
ラガヴーリン16年は、その強烈な個性から初心者には少し難しいかもしれませんが、スモーキーさに慣れている人には非常に美味しく感じられるでしょう。ストレートで飲むとそのリッチさを存分に味わうことができ、少量の加水でも楽しめます。ハイボールにすると非常に美味しいですが、もったいないと感じることもあるかもしれません。
このウイスキーは、アイラモルトの中でも特に情熱的でスモーキーな甘みを持つ銘酒として知られています。海藻の香味と広大なフィニッシュが特徴で、多くの愛好者から「アイラモルトの決定版」として評価されています。価格も比較的リーズナブルでありながら、その品質は非常に高く、一度は試してみる価値があります。

どんな人におすすめ？

ラガヴーリン16年は、スコッチウイスキーの中でも特に強いスモーキーさとピーティーな香りが特徴のアイラモルトウイスキーです。このウイスキーは、特にスモーキーな味わいを好む方におすすめです。スモーキーさと甘みのバランスが良く、アイラモルトの中では比較的飲みやすい部類に入ります。
また、ウイスキー初心者の方にもおすすめできる銘柄です。アイラモルトは通常、非常に個性的で好き嫌いが分かれることが多いですが、ラガヴーリン16年はその中でも比較的親しみやすい味わいを持っています。初めてアイラモルトを試す方には、このウイスキーが良いスタートになるでしょう。
さらに、ウイスキー愛好家にも高く評価されているため、ウイスキーを深く楽しみたい方にも適しています。飲むたびに味わいの変化を感じ取ることができるため、じっくりと時間をかけて楽しむのにぴったりです。
このように、ラガヴーリン16年はスモーキーなウイスキーを試してみたい方や、アイラモルトの世界に足を踏み入れたい方に非常におすすめの一本です。